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構文・文型

【英語構文の簡単な暗記方法!】第2文型と第3文型の覚え方のコツ

 

受験シーズンということで、今回から数回にわけて、英語構文を簡単に覚えられる暗記方法についてご紹介していきます。

 

 

今回は初回ということで、英語構文の第2文型と第3文型を簡単に暗記する方法について解説します。

 

英語構文をマスターすると、読解問題や英作文の成績もアップするヒミツについてもお教えします。

 

 

 

英語構文ってそもそも何?

 

英語構文とは、その名のとおり、「文の構成」のことです。

 

 

英語の文の構成は5種類しかありません。どんなに難しい文章も、すべて5種類のいずれかの文の構成で書かれています。

 

 

この文の構成のことを、文のかたち、すなわち「文型」と呼んでいます。

 

 

 

5文型とは?

 

英語の文章は、どんな文章でも、次の5種類の構成(文型)のどれかに必ずあてはまります。

 

第1文型 主語+動詞
第2文型 主語+動詞+補語
第3文型 主語+動詞+目的語
第4文型 主語+動詞+目的語+目的語
第5文型 主語+動詞+目的語+補語

 

 

鋭いあなたはお気づきだと思いますが、結局のところ、英語の文章は、「主語」「動詞」「補語」「目的語」の組み合わせで構成されています。

 

 

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★5文型の覚え方のコツその1★

 

5文型は、「主語」+「動詞」までは全部同じ

 

覚えるときは、「動詞」のうしろに何がくるかで覚える

 

ちなみに、「動詞」のうしろになにも来ないのが第1文型

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意外と知られていない?英語構文暗記のコツは「動詞」にあり

 

意外と知られていませんが、実は、英語の構文は、その文章の「動詞」を見れば、だいたい何文型か分かります

 

 

なぜか?

 

 

それは、英語の動詞はそもそも、何文型で使われる動詞か決まっています。

 

 

つまり、動詞を覚えるときに、合わせて、その動詞は何文型で使う動詞なのかも覚えてしまえば、英単語だけでなく、英語の読解問題も、英作文の問題にも対応できる力がつきます。

 

 

受験直前にそんなことを今さら言われても困りますよね笑

 

 

安心してください!

 

 

英会話でもよく使われて、受験でもよく出る動詞を文型ごとにちゃんとご紹介するので、しっかり覚えてくださいね。

 

 

 

英語構文を制するものは英語読解・英作文を制する!

 

先ほどお話ししましたが、英語の文章は、5文型のうちのどれかですべての文章が書かれています。

 

 

言い換えると、どんなに難しく思える長~~~~~い文章も、5文型のどれかで書かれています。

 

 

逆に言えば、あなたが英語の文章を書くときも、この5文型のどれかにあてはめて書くだけです。

 

 

つまり、5文型をマスターしてしまえば、英語の長文読解はもちろん、英作文もマスターすることができます。

 

 

そして、この英語構文の文型はとてもシンプルで簡単です。

 

 

以前、塾で講師をしていたころは、私の生徒たちにはみんな、教科書の文章をほぼすべて構文に分解させていました。一年が終わるころにはどの生徒も、どんな英語の文章でも構文分解することができるようになるので、長文読解や英作文の成績は一気に改善します。

 

 

受験直前の今から教科書の文章をすべて構文分解するのはさすがにムリがあるので、今回は、覚え方のコツだけ解説します。

 

 

今回は、まず、第2文型と第3文型からお話しします。今回でまずは、この2つを見分けられるようになりましょう。

 

 

 

覚え方のコツ!英語構文の暗記方法【第2文型】

 

第2文型の構成 「主語」+「動詞」+「補語」

 

第2文型は、動詞のあとに「補語」がくる文章のかたちです。

 

 

「補語」ってなに?

 

「補語」は、「補う語」です。

 

 

何を補うかというと、「主語」です。「補語」は「主語」を補って、「主語」が「どんなだ」(形容詞)または「なんだ」(名詞)ということを表すときに使います。

 

 

つまり、「補語」は「形容詞」「名詞」です。

 

 

文法用語が色々出てきてちょっと戸惑っていますか?

 

 

「名詞」「動詞」「形容詞」「副詞」「前置詞」「接続詞」は最低限、覚えましょうね。

 

 

形容詞について少し解説しておくと、「主語」は、当然、人や物などの「名詞」になります。「名詞」を修飾するのは「形容詞」です。

 

 

「形容詞」は、「名詞」を修飾して、「名詞」が「どんなだ」と形容するので「形容詞」です。

 

 

少し話がそれましたが、言い換えると、「主語」と「補語」はイコールの関係にあります。

 

 

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★5文型の覚え方のコツその2★

 

第2文型は「動詞」のうしろに「補語」がくる文章

 

「補語」は「形容詞」または「名詞」

 

「動詞」のすぐうしろに「形容詞」がくるのは第2文型だけ

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例文

She is happy.
品詞 名詞 動詞 形容詞
構文 主語 動詞 補語
和訳 彼女 喜んでいる。

※「She」は、厳密には、「代名詞」です。特に重要ではないので、解説は省略します。以下の例文でも同じです。

 

上の例文の主語「She」補語「happy」は、「彼女」が「喜んでいる」ので、イコールの関係です。

 

 

 

第2文型で使われる動詞一覧

 

先ほどお話ししたとおり、動詞は、何文型で使われるか決まっています。

 

 

上の例文でご紹介した「be動詞」は、第2文型で使われる動詞です。「be動詞」以外でよく使われる第2文型の動詞を5つご紹介しておきます。この5つぐらいは覚えてくださいね。

 

 

1.feel(~のような感じがする)

 

第2文型で使われる「feel」フィール)(※太字のところにアクセントがきます)は、「~のような感じがする」という意味の自動詞(※目的語を必要としない動詞。うしろに形容詞がくるので、もちろん自動詞)です。

 

例文

I feel cold.
品詞 名詞 動詞 形容詞
構文 主語 動詞 補語
和訳 私は 寒気が する(寒いように感じる)。

 

上の例文の主語「I」補語「cold」は、「私」が「寒い」のでイコールの関係です。

「I」「cold」(「私」は「寒い」)の関係です。

 

 

2.seem(~のようにみえる)

 

「seem」シーム)は、「~のようにみえる」という意味の自動詞です。

 

例文

He seems sad.
品詞 名詞 動詞 形容詞
構文 主語 動詞 補語
和訳 彼は 悲しんでいる ようにみえる

 

上の例文の主語「He」補語「sad」は、「彼」が「悲しい」のでイコールの関係です。

「He」「sad」(「彼」は「悲しい」)の関係です。

 

 

「~のようにみえる」という第2文型の動詞にはほかに、「appear」(アア)や「look」ルック)があります。

 

 

3.become(~になる)

 

「become」(ビム)は、「~になる」という意味の自動詞です。

 

例文

She became an actress.
品詞 名詞  動詞 名詞
構文  主語 動詞 補語
和訳  彼女は 女優 になった

 

上の例文の主語「She」補語「an actress」は、「彼女」が「女優」なのでイコールの関係です。

 

「She」「an acrtress」(「彼女」は「女優」)の関係です。

 

 

4.grow(~になる)

 

第2文型で使われる「grow」(グロー)は、「(次第に)~の状態になる」という意味の自動詞です。

 

例文

She grew old.
品詞 名詞 動詞 形容詞
構文 主語 動詞 補語
和訳 彼女は 年老い

「grew」(グルー)は、「grow」の過去形です。

 

上の例文の主語「She」補語「old」は、「彼女」が「年老いている」のでイコールの関係です。

 

「She」「old」(「彼女」は「年老いている」)の関係です。

 

 

5.taste(~の味がする)

 

第2文型で使われる「taste」テイスト)は、「~の味がする」という意味の自動詞です。

 

例文

This juice tastes too sweet.
品詞 名詞 動詞 副詞+形容詞
構文 主語 動詞 補語
和訳 このジュースは 甘すぎる 味がする)。

 

上の例文では、主語「This juice」補語「too sweet」は、「このジュース」が「甘すぎる」のでイコールの関係です。

 

「This juice」「too sweet」(「このジュース」は「甘すぎる」)の関係です。

 

 

【そのほかの主な第2文型の動詞一覧】

keep remain stay come
go get fall turn
smell sound look

 

とりあえず、動詞だけのせておきますが、第2文型の主な動詞はこのぐらい覚えておけば大丈夫です。

 

 

 

覚え方のコツ!英語構文の暗記方法【第3文型】

 

 

第3文型の構成 「主語」+「動詞」+「目的語」

 

第3文型は、動詞のあとに「目的語」が1つだけくる文章のかたちです。

 

 

「目的語」ってなに?

 

「目的語」は、「目的となる語」です。

 

 

何の目的となる語かというと、「動詞」の「目的となる語」です。つまり、目的語は、「動作」の対象になる「もの」を表す名詞になります。

 

 

ここで大切なのは、第2文型との大きな違いは、「主語」イコール「目的語」ではないということです。

 

 

あくまでも、「目的語」は、動詞の動作の対象となるものなので、「主語」と同じものではありません。

 

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★5文型の覚え方のコツその3★

 

第3文型は「動詞」のうしろに「目的語」が1つだけくる文章

 

「目的語」は「名詞」のみ

 

「主語」イコール「目的語」の関係ではないなら第3文型

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例文

He married an actress.
品詞 名詞 動詞 名詞
構文 主語 動詞 目的語
和訳 彼は 女優と 結婚した。

 

上の例文の主語「He」目的語「an actress」は、「彼」が「女優」ではないので、イコールの関係ではありません

 

「He」「an actress」(「彼」は「女優」ではない)の関係です。

 

 

目的語の「an actress」は、「~と結婚する」という意味の他動詞「marry」リー)の動作の対象(目的)となっています。

 

 

 

第3文型で使われる動詞一覧

 

第3文型で使われる動詞はたくさんあります。

 

 

その中でも、特に、第2文型を始め、ほかの文型との見分け方でよく出題される動詞をいくつかご紹介しておきます。

 

 

1.grow(~を育てる)

 

第3文型で使われる「grow」(グロー)は、「~を育てる」という意味の他動詞(※目的語を必要とする動詞)です。

 

例文

 She  grew roses.
 品詞 名詞 動詞 名詞
 構文 主語 動詞 目的語
 和訳 彼女は バラ を栽培していた(を育てていた)。

 

上の例文の主語「She」目的語「roses」は、「彼女」が「バラ」ではないので、イコールの関係ではありません

 

「She」「roses」(「彼女」は「バラ」ではない)の関係です。

 

 

2.feel(~に触れる、~を感じる)

 

第3文型で使われる「feel」フィール)は、「~に触れる」「~を感じる」という意味の他動詞です。

 

例文

He felt  cold water.
品詞 名詞 動詞 形容詞+名詞
構文 主語 動詞 目的語
和訳 彼は 冷たい水 に触れた

 

上の例文の主語「He」目的語「cold water」は、「彼」が「冷たい水」ではないので、イコールの関係ではありません

 

「He」「cold water」(「彼」は「冷たい水」ではない)の関係です。

 

 

3.taste(~を味わう、味見する)

 

第3文型で使われる「taste」テイスト)は、「~を味わう」「~を味見する」という意味の他動詞です。

 

例文

He tasted wine.
品詞 名詞 動詞 名詞
構文 主語 動詞 目的語
和訳 彼は ワイン を試飲した

 

上の例文の主語「He」目的語「wine」は、「彼」が「ワイン」ではないので、イコールの関係ではありません

 

「He」「wine」(「彼」は「ワイン」ではない)の関係です。

 

 

4.find(~を見つける)

 

第3文型で使われる「find」ファインド)は、「~をみつける」という意味の他動詞です。

 

例文

She found the book.
品詞 名詞 動詞 名詞
構文 主語 動詞 目的語
和訳 彼女は を見つけた

※「found」(ファウンド)は、「find」の過去形です。

 

上の例文の主語「She」と目的語「the book」は、「彼女」が「本」ではないので、イコールの関係ではありません。

 

「She」「the book」(「彼女」は「本」ではない)の関係です。

 

 

5.send(~を送る)

 

「send」ンド)は、「~を送る」という意味の他動詞です。

 

例文

She sent a thank you letter.
品詞 名詞 動詞 名詞
構文 主語 動詞 目的語
和訳 彼女は お礼の手紙 を送った

※「sent」(ント)は「send」の過去形です。

 

上の例文の主語「She」と目的語「a thank you letter」は、「彼女」が「お礼の手紙」ではないので、イコールの関係ではありません。

 

「She」「a thank you letter」(「彼女」は「お礼の手紙」ではない)の関係です。

 

 

【そのほかの主な第3文型の動詞一覧】

lend pay sell show
teach tell buy play
read ask choose take
bring like cut speak

 

第3文型の動詞はとにかくたくさんあるので、ここにご紹介したのはほんの一部です。「~(人・物)を~する」と訳せるものは、基本的に第3文型の動詞です。

 

 

例外については、また別途、解説しますね。

 

 

 

★第2文型と第3文型を見分けるコツの覚え方★

 

これまでのおさらいです。文型は、「動詞」のうしろになにがくるかで見分けます。

 

 

  • 「動詞」のうしろが「形容詞」の場合

⇒ 第2文型

 

 

  • 「動詞」のうしろが「名詞」の場合

 

動詞のうしろの「名詞」と「主語」がイコールの関係 ⇒ 第2文型

 

動詞のうしろの「名詞」と「主語」がイコールではない ⇒ 第3文型

 

 

 

いかがでしたか?

 

 

今回の第2文型と第3文型の見分け方は、次回解説する、第4文型と第5文型の見分け方にも関係するところですので、この機会にしっかり押さえておきましょうね。

 

 

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

 

今後、取り上げて欲しい表現等がありましたら、お問合せフォームからぜひお送りくださいね。