英語は読めるし書けるけど、聞き取れない…と悩んでいる日本人はまだまだ多いですよね。
そこで、今回はリスニングが劇的に上達するコツと効率的なリスニングの勉強方法をこっそり教えちゃいます!
初心者向けリスニング無料教材もご用意していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
英語を浴びればリスニングが上達するはウソ?!?
英語を浴びていればリスニングが上達するというのは半分ホントですが、半分ウソです。
え?マジ…??
という声が聞こえてきそうですが、英語を聞いているだけでリスニングが上達するなら、「英語が全然聞き取れない!!」と悩んでいる日本人がこんなにいるわけありませんよね笑
英語の聞き取り能力「リスニング力」は、一般には、英語を浴びることで上達すると言われています。
これは、英語を浴びることで耳が英語に慣れてきて英語を聞き取れるようになるからですが、実は、ただ浴びていてもリスニング力は上達しません。
個人差はありますが、一般的に、合計約1000時間英語を聞くと英語が聞き取れるようになると言われていて、約3000時間聞くと、日常英会話が聞き取れるようになると言われています。
でも、英語をただ浴びているだけでは、英語を聞き取れるようにはなりますが、英語を理解できるようにはならないので、結局、何時間英語を浴びてもリスニングが上達することにつながりません。
ステップ1 リスニング上達には発音を聞いて覚える
「第二言語」って聞いたことありますか?
実は、英語がペラペラに話せるようになる一番手っ取り早い方法は、第二言語と同じ方法で英語を習得する方法だと言われていますが、第二言語習得法は、リスニングを最短で上達させる学習方法ともいわれています。
第二言語習得法については『「外国語」と「第二言語」の違いってなに?』を読んでくださいね。
リスニング上達のコツは海外ドラマを英語字幕でみて発音を聞く!
リスニング力を上げるための最初のステップは、英語の正しい発音を聞き取れるようになることです。
私が実際に、アメリカの学校で英語を第二言語として学習していたときは、英会話を文字で読むだけでなく、テープで英会話を流しながら英会話の発音を覚えるということをしていました。
なので、英語字幕をみながら海外ドラマを観るのは、英語を第二言語として学習する方法にかなり近いですよね。
まずは、英単語の発音を聞いて覚える。
これがリスニング上達のステップ1です。
発音が聞き取れない!?でも大丈夫!
英語字幕をみながら海外ドラマを観てみたけど、全然発音が聞き取れない!!!
それ、全然フツーです。
最初から聞き取れる人はいませんので安心してください笑
聞き取れない場合は、再生速度を遅くして観るのがおすすめです。何度も繰り返し観て発音を聞いてみてくださいね。
再生速度を遅くして聞き取れるようになったら標準スピードに戻してみる。この繰り返しです。
私の友人の早恵さんは海外で暮らしたことはありませんが、私と同じで海外ドラマが大好きで、海外ドラマを観ていただけですが、海外ドラマを観始めて10年経ったころには、TOEICのリスニングで満点を取っていました。
昨年、早恵さんと一緒にハワイに旅行しましたが、英語のリスニングはまったく問題なかったので正直びっくりしました。
私自身も、英語がまったくできないまま渡米しましたが、なんとなく英語が聞き取れるようになったのは約3~4ヵ月経った頃。
家族とは日本語で会話していましたので、英語に触れていたのは学校にいる8時間ぐらいでしたので、大体1000時間経ったころに英語として聞こえるようになりました。
なので、全然聞き取れないじゃん!とすぐに諦めずに、同じ動画を毎日繰り返し観て、英語字幕を目で追いながら発音をよく聞いてみてください。
毎日聞き続けていれば、1ヵ月経つ頃には、なんとなく聞き取れるようになっています。
ステップ2 発音を聞いたら次は発音してみる
英語の発音が聞き取れるようになったら、次は、その発音の真似をして実際に発音してみることです。
え?リスニングって聞く力だから発音しなくてもよくない??
という声が聞こえてきそうです笑
人間には短期記憶と長期記憶があるのはご存じだと思います。
なんでもそうですが、新しいものを覚えるときには、身体を使って覚えると長期間記憶しておくことができます。
たとえば、一度自転車に乗れるようになると、何十年自転車に乗っていなくても乗り方を身体が覚えているので乗れるという話を聞いたことありませんか?
リスニング力も、自分が発音することで長期間記憶しておくことにつながります。
せっかく何時間もかけて英語を聞くのであれば、長期記憶にとどめておきたいですよね。
動画の中の短いフレーズや言い回しは、字幕をみなくても言えるように、そのまま覚えてしまえるといいですね。
発音を聞いて覚えたら発音してみる。これがリスニング上達のコツのステップ2です。
発音してみたけど、全然同じように発音できない!でも大丈夫!
英語と日本語とでは、話すときの口や下の使い方が全然違うので、真似しようと思っても同じように発音できないのは当然です。
私も、渡米したばかりのころは、学校の英語の先生に何度も「No!」と言われながら、正しい発音を身につけました。
ただ、まったく同じ発音である必要はありません。
日本人は英語の発音がヘタだと、英語が話せないと思いがちです。
でも、ロシア人、エジプト人、チリ人、ドイツ人、インド人など、世界中の人と英語で話してみると、彼らはみな英語が話せると言いますが、発音も文法も、日本人よりヒドイ人ばかりです笑
彼らは、それぞれ、ロシア語なまりの英語、エジプト語なまりの英語、チリ語なまりの英語で話しているんですよね。
日本人だけが、日本語なまりの英語を否定していますが、日本人なんだから日本語なまりの英語になって当然です。
英語は所詮、コミュニケーションのツールでしかありません。
コミュニケーションが取れればいいわけです。
だから、日本語なまりの英語をカッコ悪いと思わずに、どんどん発音練習していきましょう!
ステップ3 発音を覚えたら意味を理解する
発音を覚えたら、それぞれの英単語や英語表現、フレーズの意味を覚えていきます。
ただ、意味を覚えるときも、細かい文法や構文は気にしません。
海外ドラマを観ながら、そのフレーズや表現が、どのような状況や場面で使われているのか?という観点から、表現をひとつでも多く覚えていきます。
そして、同じような状況になったときに、その暗記したフレーズをいつでも使えるようにインプットしておくようにします。
ということで、リスニング上達のコツは、
1.海外ドラマを英語字幕で観て発音を聞いて覚える
2.発音してみる
3.表現やフレーズの意味を理解する(文法は気にしない)
このプロセスをひたすら繰り返すのみです。
初心者向けリスニング無料教材
初心者向けのリスニング教材として、「こんなのあったらいいな!」という動画を作ってみました。
こちらの動画を、英語字幕をみながら、発音が聞き取れるようになるまで何度も繰り返し観てみてください。
気づいたらあなたもいつの間にか英語耳になって、英語がスラスラしゃべれるようになっていること間違いなしです!!