今回は100%覚えられる英単語暗記法3つの最強ステップを紹介します。
- 英単語が中々覚えられない
- どうやって覚えればいいのかわからない
- 覚えたはずなのに実際の会話では使えない
という英単語学習の悩みを、一気に解決できる英単語最強暗記法をご紹介します!
英単語覚え方のコツ!英会話で使える中学英単語3000語最強暗記法の解説動画
今回は、効率的に単語が覚えられて、実際の会話で使える正しい英単語暗記法を紹介します。
ちなみに最初に言っておくと、ひたすら書いて覚えるとか、ひたすら聞いて覚えるとか、そういう従来の方法ではありません。
詳しくは、動画をチェック!↓↓↓
英単語覚え方のコツ!中学英単語3000語暗記に重要な2つのポイント
具体的に単語暗記法3つの最強ステップを紹介する前に単語学習において必ず意識しなければいけない2つのポイントがあります。
この2つのポイントを知ることによって、無駄な時間を使わず、最短で効率的に単語が覚えられるようになります。絶対に覚えておいてください。
英単語覚え方のポイント1:短い頻度で繰り返し復習する
英単語を短時間で覚えるための1つめのポイントは、短い頻度で繰り返し復習することです。
英単語を暗記するときに、中々覚えられないから、もしくは、1回で覚えようとして、1回の単語暗記に何時間もかけて覚えていたりしませんか?
これ、完全にNGです。
意外に知られていませんが、何か記憶する場合、よほどの天才でもない限り、どんな人でも1回で覚えることはほぼ100%無理です。
実は、何か暗記するために重要なのは、1回にかける時間ではなく、繰り返し行うことです。
つまり、100%単語暗記するには、1回に何時間かけるかは関係無く、むしろ、何回も繰り返すことでしか、人間の記憶は定着しないということです。
暗記には脳の記憶構造が大きく関係しますが、人間の記憶構造は、
- 短期記憶
- 長期記憶
の2つから成っています。
新しい情報は一旦、短期記憶されます。そのまま放置されると新しく覚えたことはすぐに忘れ去られてしまいます。
だから、せっかく覚えた単語でもしばらく放置しているときれいさっぱり忘れてしまうわけです。
じゃあ、どうやって長期記憶されるのか?
長期記憶は、短期記憶している間に繰り返し反復練習することで、短期記憶が長期記憶になって定着します。
つまり、単語学習するのであれば、1回の単語学習時間をできる限り短くして、短期記憶している間に、短い頻度で何度も復習する方が、記憶が遥かに定着するということです。
1回の単語学習時間をできる限り短くして、短い頻度で何度も復習する
例えば、テレビのコマーシャルは、たった15秒とかですが、何回も見ることで、そのコマーシャルで流れている音楽や紹介されている商品を自然に覚えてしまいますよね。
それと同じです。短い頻度で復習しまくることによってどんどん時間を節約して暗記することができるということです。
英単語覚え方のポイント2:少しずつ負荷をかける
単語を初めて覚えるときに、いきなり、意味だけじゃなく、例文を覚えてみたり、用法を覚えてみたり、他の品詞を覚えたりしてませんか?
確かに、何回か復習する間に最終的には全部覚えていかないといけません。しかしそれを最初から全部してしまうと、単語の意味も使い方も頭から全部抜けてしまいます。
筋トレするときも、いきなり何十キロもあるダンベルで筋トレを始めたらすぐに怪我をしてしまいますよね。まずは2~3キロから始めるのが無難です。それと同じです。
筋トレで少しずつ負荷をかけていかないと怪我をしてしまうように、人の脳は多くの知識を一気に覚えることができません。
何回にも分けて少しずつ負荷をかけていくのが、楽に確実に暗記する最大のコツです。
単語を楽にたくさん暗記する最大のコツは、初めて覚える単語は、1個の意味だけをまず覚えることです。
初めて覚える単語は、1個の意味だけをまず覚える
1個の意味だけなら確実に覚えられますし、先に1個の意味だけを覚えることで、他の意味を圧倒的に早く覚えられます。
実は、新しい情報でも一気に長期記憶できる裏技があります。この裏技を知っていると、たくさんの単語を楽に一気に覚えられます。
新しい情報を記憶する際、すでにあなたが知っている知識や情報と結び付けて覚えると、新しい情報がすでに長期記憶されている情報とリンクされ、短期記憶のプロセスを飛ばして、一気に長期記憶することが可能になります。
単語の2つめ以降の意味は、最初に覚えた意味とリンクさせて覚える
この2つのポイントを、常に念頭において単語学習をしてください。
英単語覚え方のコツ!英単語3000語を短時間で覚える最強暗記法3ステップ
私がビジネスレベルで必要な約1万単語を無理なく暗記することができた、英単語を短時間で覚える単語の覚え方の最強3ステップを紹介します。
このステップの順番で覚えていけば、英単語を楽々暗記できるだけでなく、覚えた英単語で英会話も英文メールもスラスラできるようになります。
英単語覚え方最強暗記法ステップ1:意味暗記
英単語覚え方最強暗記法ステップ1つめは、意味暗記です。
意味暗記は、言葉通り英単語を見て日本語の意味を覚えます。例えば、単語帳に「hand」という単語があったら「手」という日本語の意味を覚えます。
ここで注意して欲しいのが、1つの単語にたくさんの意味が載っていると思いますが、最初の段階では1つの意味だけ覚えるようにしてください。
その理由は、ほかの色々な意味は、1つめの意味をしっかり覚えた後で覚える方が何倍も楽に覚えられるからです。
ここで重要なのは、まず1つの意味だけを覚えることです。
そして、日本語の意味を楽に暗記するコツがあります。
『え??そんなコツがあるなら知りたいんだけど!』って思いますよね。
日本語の意味を楽に暗記するコツは、なるべく、あなたがすでに知っている知識や情報、言葉と結びつけることです。
例えば、handなら、『サッカーのルールで、ボールを手で触ることをハンドと言ったな』とか、『手に塗る保湿クリームのことをハンドクリームって言うな』といった感じで、すでに知っている情報や言葉はないかな?と意識して、すでに知っている知識と結びつけて暗記するようにします。
そうすることで、繰り返し反復学習することなく、一気に短期記憶から長期記憶に定着させることができます。
そして、ここからは、2つめ以降の意味を楽に覚える裏技です。
まず、大前提ですが、2つめ以降の単語の意味を覚えるのは、1つめの意味をしっかり覚えた後です。
その理由は、1つめの意味をしっかり長期記憶できていない状態で覚えても、一気に長期記憶として定着させることができず、結局、反復学習する羽目になって効率が悪いからです。
2つめ以降の単語はどのように覚えるかというと、単語の持つイメージと結びつけながら暗記します。
『え??単語の持つイメージって何?良く分からないんだけど?』と思いましたか?
単語の持つイメージとは、例えば「hand」には、「手」という意味のほかに、
- 助け
- 筆跡
- 拍手
- 所有
- 支配
- トランプなどの持ち札
- 渡す
という色々な意味がありますが、これらの意味は全て「手」が関連していますよね。
つまり、handの核となるイメージは手で、手以外の意味は全て、手のイメージから連想できる意味です。
例えば、「助け」は日本語でも「手を貸す、手助け」と言いますし、「所有する」ことを日本語では、「手にする、入手する」と言います。トランプなどの持ち札のことは手札と言ったりしますよね。
このように、英単語の1つめの意味をしっかり覚えたら、2つめ以降の単語の意味を覚えるときは、その単語の持つイメージと関連づけながら暗記していくと、簡単に早く覚えることができます。
こうすることでもし、「hand=渡す」という意味を忘れていたとしても、「hand=手を使ってすること」というイメージがあれば、例えばいきなり、
- hand a ticket to Tom
という文を見ても、「手を使ってトムにチケットを〇〇する=トムに手渡す」という意味を予測することができるようになります。
英単語覚え方最強暗記法ステップ2:スペル&発音暗記
英単語覚え方最強暗記法ステップ2つめは、スペルと発音暗記です。
単語のスペルと発音はセットで覚えるのが簡単で効率的です。
『え??どうやってスペルと発音を一緒に覚えるの??』と不思議に思いますよね。それもそのはずで、日本の英語の授業ではそんな暗記方法を教えていないからです。
ちなみに、今からお話するのは、ネイティブ流のスペル&発音暗記法です。
ネイティブ流と聞くと、何だか難しそうで身構えてしまうかもしれませんが、要は、ネイティブが子供のころに英単語を覚える暗記法です。
つまり、英語を話せないネイティブの子供が暗記する方法なので、この暗記法で英単語を覚えていけば、英会話が無理なくできる単語数を楽に暗記することができます。
実際、私がアメリカの現地校で英単語を覚えたのもこの暗記法です。
ネイティブ流スペル&発音暗記法はどのような方法かというと、フォニックスを使った暗記法です。
フォニックスは、英語圏の子どもたちに読み書きを教えるために開発された、発音と文字の間の規則性を学ぶ単語学習法です。
簡単に言うと、アルファベットごとの発音を学ぶことで、知らない単語でも、耳で聞いただけでスペルがわかるようになるためのものです。
例えば、母音「oo」と2つ「o」が並んでいるときの発音は、
- ローマ字読み:オが2つなので「オオ」
- 英語の発音:短い「ウ」か長い「ウー」
になります。
例えば、「本」は、英語で「book(ブック)」です。
「book」のスペルを覚えるときは、短い「ウ」のスペルは母音「oo」であることを知っていれば、簡単に覚えることができますよね。
「動物園」は、英語で「zoo(ズー)」です。
「zoo」のスペルを覚えるときは、長い「ウー」のスペルは母音「oo」であることを知っていれば、あっという間に覚えることができます。
「良い」という英語は「グッド」ですが、スペルがどうなるかもうわかりますよね?
「グッド」は短い「ウ」の発音なので、スペルは母音「oo」になるので「good」になります。簡単ですよね!
このフォニックスを知っていれば、bookのスペルを覚えるために何度も紙に書かなくても、短いウの発音はooだから(スペル)bookと簡単に覚えられるわけです。
英単語の発音を覚える際は、必ず、英単語の正しい発音を聞いて、その発音を真似て、実際に発音してください。
ここで重要なのは、自分で実際に発音してみることです。
英単語は、自分で発音練習しない限り、英会話で使えるようには絶対なりません。
英単語は、実際に発音すると、発音できるようになるのはもちろんですが、実は、もう一つ大きな嬉しい効果が得られます。
それは何かというと、英語を聞き取れるようになることです。
『英語を発音して、なんで英語が聞き取れるようになるわけ??』と思いますよね。
実は、言葉というのは、自分で発音できる単語は、必ず聞き取れるようになります。
英単語の正しい発音は、Google検索やオンライン辞書Weblioで無料で確認することができます。
正しい発音を聞いた後は、必ず、実際に自分で発音してください。
ここまでのステップ1、2は、基礎単語であっても、英検1級の単語であっても、必ず踏んでください。
これから説明するステップ3は、最初のうちはやる必要はありません。どのようなタイミングでステップ3に進むべきなのかも合わせて説明しますので、安心してくださいね。
英単語覚え方最強暗記法ステップ3:品詞&用法暗記
英単語覚え方最強暗記法ステップ3は、品詞と用法暗記です。
英単語覚え方最強暗記法ステップ3の品詞と用法暗記は、どのタイミングでやり始めるかというと、関連する文法を学んだ後からです。
英単語覚え方最強暗記法ステップ3が、英単語暗記の中で一番重要です。
なぜなら、ステップ1、2で覚えた英単語を、英会話やメールで使える単語にできるかどうかは、ステップ3で決まるからです。
逆にいうと、日本人は、ステップ3を実践できていないので、英語をしゃべれないし、すらすら英文を書けないわけです。
英語の品詞とは?
品詞は、詞(ことば)の品(種類)という意味です。
英語の品詞は、
- 名詞
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
の4つです。
なぜ、品詞が単語暗記で重要かというと、品詞が変わると、単語の意味や用法が変わるからです。
例えば、先ほどの「hand」の場合、名詞なら「手」という意味ですが、動詞になると「手渡す」という意味になるわけです。
そのため、品詞ごとに、名詞なら「手」、動詞なら「手渡す」という感じで暗記します。
品詞を暗記するのは、品詞の文法について学んだ後からで大丈夫です。
英語の用法とは?
英語の用法は何かというと、「使い方」のことです。
例えば、電子レンジがあっても、使い方を知らなければレンチンして温められないですよね。
つまり、単語の意味とスペルを知っていても、英語の用法を知らないと、使い方がわからないので、英会話でも英作文でも使えないわけです。
逆にいえば、もしあなたがステップ3の用法暗記までできれば、日本にいる数少ない英語ができる日本人の仲間入りができるということです。
用法でおさえるべきポイントは、
- 名詞
- 動詞
の用法です。
この2つの用法さえおさえられれば、あなたの英語は使える英語に間違いなくなります。
英語の名詞用法
名詞用法の暗記ポイントは、ざっくり言うと、
- 数えられる名詞(可算名詞)
- 数えられない名詞(不可算名詞)
かということと、そのうち、数えられる名詞(可算名詞)なら、
- 単数
- 複数
のどちらになるかの2つです。
なぜ、可算名詞か不可算名詞か暗記するかというと、可算名詞か不可算名詞かによって使い方(用法)が変わるからです。
例えば、appleは、1つ2つと数えられるので可算名詞です。
一方、milkは、コップなどの容器に入っていれば数えることはできますが、そのままでは1つ2つと数えられないので不可算名詞です。
日本語の場合、可算名詞だろうが不可算名詞だろうが関係なく、「たくさんのりんご」、「たくさんの牛乳」と言います。
ところが、英語の場合は、可算名詞の場合のたくさんは「many」で、不可算名詞の場合のたくさんは「much」になります。
つまり、many applesとは言うけど、many milkとは言わないわけです。
日本語に無い用法なので、『え~意味分かんない!』と思うのも当然です。
とにかく、覚える単語の品詞が名詞の場合、可算名詞か不可算名詞かまで暗記するのがポイントです。
そして、名詞のこの用法を暗記するタイミングは、名詞の不可算名詞の文法を学んだ後からになります。
可算名詞の場合、単数形と複数形で意味が異なる名詞が多くあります。
例えば、handは数えられる可算名詞ですが、「拍手」という場合は、Give him a big handのように単数形で使います。
逆に、「所有」や「支配」の意味でhandが使われるときは、in the hands of the policeのように複数形で使います。
つまり、単数か複数かの用法によって、意味が変わるわけです。
ここで重要なのは、英語は日本語と違って、1つの単語には1つの意味や用法しか無いのではく、いくつもの意味と用法があるということです。
そのため、暗記の仕方としては、handの名詞の意味は、単数形で使われると「手」や「拍手」という意味、複数形で使われると、「所有」や「支配」という意味(手中にあるイメージ)といった感じで暗記していきます。
英語の動詞用法
次に、動詞用法の暗記ポイントです。
動詞を制するものは英語を制すると言えるほど動詞は重要ですが、動詞用法をおさえれば、英語の8割は手に入れたも同然です!
用法暗記では、名詞よりも、この動詞用法の方が圧倒的に重要です。
動詞用法は何を覚えればいいのかというと、「何文型で使われる動詞か」ということです。
『ん??文型って、何だっけ??』と忘れてしまっている人もいるかもしれませんが、英語は文型が全てです。
逆にいえば、文型が分かれば、英会話も英文メールもすらすらできるだけでなく、英字新聞もすらすら読めるようになります。
文型は、何かというと、読んで字のごとく、「文の型」のことです。
英語の文型は、1文型から5文型までの5種類あります。
英文は全て、5つの文型のどれかに必ず当てはまります。
そして、文型は、動詞で決まります。
つまり、一つ一つの動詞は、何文型で使われる動詞か決まっていて、何文型で使われるかによって、動詞の意味が変わります。
例えば、動詞「make」は、
3文型だと、「~(物)を作る」という意味になります。
- 【例】Lucy made some sandwiches.
4文型だと、「…(人)のために~(物)を作る」という意味になります。
- 【例】Lucy made him some sandwiches.
5文型だと、「…(人)を~にする」という意味になります。
- 【例】Lucy made him happy.
このように、makeは3文型、4文型、5文型で使われる動詞で、用法、つまりどの文型で使われるかによって、意味が変わります。
だから、動詞を暗記するときは、ただ意味を暗記するだけではダメで、「何文型で使われるときの意味なのか」まで、意味と一緒に覚える必要があるわけです。
動詞用法を暗記し始めるのは、文型の文法を学んだ後からで大丈夫です。
繰り返しになりますが、このステップ3の品詞・用法まで暗記できるかできないかで、英会話やメールで使える英語ができるようになるかの分かれ道になるので、しっかり覚えるようにしていきましょう!
ということで、今回は、無理なく100%暗記できる英単語の正しい暗記法3つの最強ステップをご紹介してきました。
詳しい解説は動画でお話しているので、ぜひチェックしてみてください。