海外ドラマ大好きなマミーがドラマを見ながら気ままに、英語辞典を調べても出てこない、初心者にもおすすめの生きた英語表現を毎回ひとつ選んでご紹介します。
海外ドラマを見て気軽に英語を勉強したいあなたのために、英語字幕(スクリプト)つきの音声と和訳もご用意しました!英語表現の解説もしています。
今回のおすすめ英語表現の英語字幕つき音声と和訳
まずは、英語字幕(スクリプト)を見ずに音声をきいてみて、2回目は英語字幕を見ながら音声をきいてみてくださいね。
英語字幕(スクリプト)と和訳
-STEVE(スティーブ):
Hey. What’s up?
よぉ、なにしてる?
-JERRY(ジェリー):
You’re back.
帰ってきたんだ。
-STEVE(スティーブ):
Yeah.
あぁ。
-JERRY(ジェリー):
How was your trip?
メキシコはどうだった。
-STEVE(スティーブ):
Good. What’s going on?
よかったよ。そこで何してるんだ?
-JERRY(ジェリー):
Okay, here’s the deal.
つまり、こういう訳なんだ。
※「here is the deal」(ヒア イズ ザ ディール)【イディオム】これがいきさつ(経緯)だ。
Ever since I moved out of Chin’s place, I’ve been sort of homeless.
チンの家を出てからずっと、俺、ホームレスみたいなことしてるんだ。
So on occasion, I come and sleep in your office.
だから、たまにスティーブのオフィスを借りるんだ。
※「on occasion」(オン オケイジョン)【副詞句】時々
But it’s only when I can’t find a couch to crash on.
泊まるところがないときだけね。
※「couch」(カウチ)【名詞】ソファー。長椅子。
※「crash on」(クラッシュ オン)【スラング】仮の寝床として眠る。
-STEVE(スティーブ):
Jerry, you moved out of Chin’s place months ago.
ジェリー、チンの家を出てたのは何か月も前だろ。
Why didn’t you say something?
なんで黙ってた?
-LOU(ルー):
Yeah, Jerry, you don’t have to sleep in an office.
そうだ、ジェリー。なにもオフィスで寝るなんてことしなくても。
-JERRY(ジェリー):
No, it’s cool. I’m kind of digging the whole nomad thing.
大丈夫。遊牧民生活も結構気に入っているし。
※「dig」(ディッグ)【スラング】~を好む。
And it’s pretty comfy here.
寝心地もいいし。
※「comfy」(カンフィー)【形容詞】快適な。心地よい。
Look, I would sleep down in my bunker, but there are no windows, and I like to wake up to the natural light, so as not to mess with my circadian rhythms.
それに自分のオフィス、あそこ窓がないし、生活のリズムを保つためにもやっぱり自然の光で起きたいからね。
※「bunker」(バンカー)【名詞】貯蔵庫(ジェリーのオフィスは地下の暗い部屋なので比喩でこう呼んでいます)
※「circadian」(サーケイディアン)【形容詞】24時間周期の
※「rhythms」リズムズ)【名詞】リズム
※「circadian rhythms」で「概日リズム」(約24時間周期で変動する生理現象のこと)
-LOU(ルー):
You do realize it’s almost 10:00 in the morning, right?
もう10時になるってわかってるよな?
-STEVE(スティーブ):
Jerry, you got to get a place.
ジェリー、ちゃんと部屋を借りろ。
You need somewhere to live.
どこか住むところを。
-JERRY(ジェリー):
I’ve been trying, but it’s hard when you don’t have a credit history.
探しているけど、俺、信用がないんで。
※「credit history」(クレディット ヒストリー)【名詞】信用履歴(クレジットカードの使用や借金の履歴)
-STEVE(スティーブ):
I’ll vouch for you, okay?
俺が保証人になる。いいか?
It’s– What’s this? What is this?
なんだ、これ?
-LOU(ルー):
Oh, let me see.
見せてくれ。
-JERRY(ジェリー):
Those were here when I showed up.
この部屋に来たらあった。
Figured they were left for you.
スティーブ宛だ。
-STEVE(スティーブ):
Why is there four missing?
なんで4つ足りない?
-JERRY(ジェリー):
Oh, no.
まずい。
-STEVE(スティーブ):
Oh, no, what?
まずいって?
-JERRY(ジェリー):
I did it again.
またやっっちゃった。
-STEVE(スティーブ):
What’d you do?
なにを?
-JERRY(ジェリー):
I was sleep-eating. Well, that explains that dream.
寝ながら食べた。夢じゃなかったのか。
※「explain」(イクスプレイン)【他動詞】説明する。明らかにする。
※「that explains that dream」は、直訳すると、「これであの夢の説明がつく」という意味です。つまり、「あの夢はこういうことだったのか」ということです笑
今回のおすすめ英語表現「保証する」「バウチャー」
今回学ぶ英語表現はこれ!
「vouch」
(ヴァウチ)
「保証する」って英語でどう言うのかな?と思って和英辞典を使って調べてみると、「guarantee」(ギャランティー)や「warrant」(ウォーラント)という単語が紹介されていると思います。
日本の中学校や高校の英語の授業では、「保証する」という英単語で「vouch」を教えているところはほとんどないと思います。
ところが、この「vouch」という英単語は、実は、日常生活でとてもよく使われています。
「vouch」の名詞「voucher」(ヴァウチャー)は、最近は日本でも耳にすることが多くなってきたのでご存じかもしれません。
「voucher」には、①「証明書」、②「領収書」、③商品引換券、クーポン券などの「金券」といった意味があります。
最近では、「ホテルのバウチャー」など、海外旅行の案内でよく耳にするようになりましたね。
「ホテルのバウチャー」とは、ホテルを予約したことが証明できる「確認書」のことです。ホテルの滞在時期、宿泊費が支払済みか未払いかなどが記載されているもののことです。
朝食や昼食付の旅行プランだと、「breakfast voucher」(ブレクファスト ヴァウチャー)や「lunch voucher」(ランチ ヴァウチャー)をもらうこともありますね。
「vouch」は、「保証する」「保証人になる」という意味の自動詞(※目的語を必要としない動詞)です。
「~を保証する」「~の保証人になる」というときは、うしろに前置詞「for」を使います。
例文
My brother vouched for me when I rented a room.
マイ ブラザー ヴァウチット フォー ミー ホウェン アイ レンテッド ア ルーム
部屋を借りたとき、兄が保証人になってくれた。
英語表現を学ぶ今回のおすすめ海外ドラマ
前回に引き続き、英語表現を学ぶおすすめ海外ドラマは、「Hawaii Five-O」(ハワイファイブオー)シーズン7第12話からです。
今、テレビ東京でお昼に放送されているので、「Hawaii Five-O」からのご紹介が多くてごめんなさい!笑
ファイブオーのストーリはこちらでご紹介していますので、まだお読みでなければ合わせてお読みくださいね。
今回の会話のシーン
Will Jerry get the book back? RT for yes, Fav for No #H50 http://t.co/2IdHyiernp @jorgegarcia pic.twitter.com/7fMneklpA8
— Hawaii Five-0 (@HawaiiFive0CBS) 2014年10月25日
第11話で、誘拐されたチンの姪を救出するためにメキシコに行っていたファイブオーのメンバーが無事に事件を解決してハワイに帰国した週末、荷物の整理をするためにファイブオーのオフィスに来たときの話です。
今回の話は、ジェリー(上↑の写真がジェリーです)と、ファイブオーのリーダーのスティーブとルーのやり取りです。
ジェリーは、チンの高校時代の友人で、秘密結社などの情報に通じていたことから、以前からファイブオーの捜査に協力していましたが、盗聴やハッキングの知識を買われてファイブオーに勤務することになりました。
が、ファイブオーのほかのメンバーの綺麗な部屋とは異なり、ジェリーにあてがわれた部屋は、地下の暗~~い一室。
チンのところに居候(いそうろう)していたジェリーは、チンの家を出てからホームレスのような生活を送ることになり、オフィスに寝泊まりすることもしばしば。
そんなとき、メキシコに行って当分誰もオフィスには出勤してこないと思っていたジェリーがスティーブの部屋で寝ているところを、メキシコから帰ってきたスティーブとルーにみつかってしまったときの会話です。
「なんで部屋をちゃんと借りないんだ?」というスティーブの問いかけに、自分には社会的信用がまだないから部屋をなかなか借りられないことをジェリーが打ち明けます。
そこで、スティーブが「俺が保証人になってやる」というときに、「vouch」が使われて、「I will vouch for you」といっています。
会話の後半は、スティーブのデスクにあった、箱入りのレナーズのマラサダをめぐる会話です。
レナーズのマラサダおいしいですよね^^
スティーブのデスクにあったレナーズの箱を開けてみると、4個マラサダがなくなっていて。。。
マラサダがどうなったかは音声ファイルでぜひ、お楽しみくださいね笑
海外ドラマで英語を勉強するときのおすすめの方法
音声ファイルを使って英語のリスニング力をアップさせたい場合は、次の順番で音声ファイルを聞いてみてください。
1.英語字幕も和訳も見ずに、音声ファイルをきく。
2.英語字幕を目で追いながら、音声ファイルをきく。
3.英語字幕と和訳をよむ。
4.英語字幕も和訳も見ずに、音声ファイルをきく。
音声ファイルは長くても2~3分です。英語字幕は、音声ファイルの画面に表示されます。和訳は音声ファイルの下に表示してあります。
英語字幕をみなくても話している内容が聞き取れるようになるまで、何回か繰り返し音声ファイルを聞いてみるのが、リスニング力アップのコツです。
英語を勉強するために、こんなのあったらいいなぁと私が思うものを作ってみましたので、ぜひ活用してみてくださいね。
いかがでしたか?
今回の会話では、日本でもおなじみになりつつある「バウチャー」の動詞「vouch」をご紹介しました。
名詞の「voucher」もとてもよく使う英単語ですので、ぜひ、合わせて覚えてくださいね。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今後、取り上げて欲しい表現等がありましたら、お問合せフォームからぜひお送りくださいね。