海外ドラマ大好きなマミーがドラマを見ながら気ままに、英語辞典を調べても出てこない、初心者にもおすすめの生きた英語表現を毎回ひとつ選んでご紹介します。
海外ドラマを見て気軽に英語を勉強したいあなたのために、英語字幕(スクリプト)つきの音声と和訳もご用意しました!英語表現の解説もしています。
今回のおすすめ英語表現の英語字幕つき音声と和訳
まずは、英語字幕(スクリプト)を見ずに音声をきいてみて、2回目は英語字幕を見ながら音声をきいてみてくださいね。
英語字幕(スクリプト)と和訳
和訳は、参考和訳になります。
-ALICIA(アリシア):
So you’re sure that I can’t get you anything?
本当に何のお構いもしてないけどいいの?
-STEVE(スティーブ):
No, I‘m I’m fine.
大丈夫。
I just came to check on you guys, see how Sienna was doing.
シエナがどうしているか気になって寄っただけだから。
-ALICIA(アリシア):
Well, I-I’ll tell her that you stopped by.
来てくれたことは娘に伝えておく。
※「stop by」(ストップ バイ)【イディオム】立ち寄る。
Um, I just I just don’t want to wake her up, if that’s okay.
このまま寝かせておいてあげても構わないかしら?
-STEVE(スティーブ):
No, please, let her rest. That’s fine.
もちろんだ、休ませて。大丈夫だから。
-ALICIA(アリシア):
I know that she really wants to thank you herself and tell you how grateful she is, so you know, m-maybe, when she’s up for it, we could, um y-you know, all go for dinner or something, or
本人もお礼を言いたがってた。本当に感謝しているって。だから、あの娘が少し落ち着いたらみんなで夕食でもどこかで一緒に。
※「up for」(アップ フォー)【イディオム】~する元気がある、~したい。
-STEVE(スティーブ):
All three of us– you mean, like, in a restaurant or something?
3人でレストランかどこかで?
-ALICIA(アリシア):
Yeah.
そう。
-STEVE(スティーブ):
It’s just, it’s very social and I wouldn’t want people getting the wrong idea.
ずいぶん社交的な行動だな。勘違いされそうだな。
-ALICIA(アリシア):
Okay.
そうね。
-STEVE(スティーブ):
Bye. Hey, uh I’ll keep you posted on the search. All right?
じゃあ。捜索の様子は、随時、知らせるよ。いいね。
-ALICIA(アリシア):
Thank you.
ありがとう。
-STEVE(スティーブ):
Yeah. We’ll find her, Alicia.
あぁ。彼女は絶対みつけるよ。
-ALICIA(アリシア):
You’re gonna find her when she wants to be found, Steve.
向こうから出てこない限り彼女を見つけるのは無理よ。
-STEVE(スティーブ):
We’ll see about that. Take care of yourself.
それはどうかな。気をつけて。
Stay in touch.
また連絡して。
-ALICIA(アリシア):
I will.
わかった。
今回のおすすめ英語表現①「随時、知らせるよ」
今回学ぶ英語表現はこれ!
「keep you posted」
(キープ ユー ポウステッド)
「知らせるよ」は、和英辞典で調べれば、「I will let you know」(アイ ウィル レット ユー ノウ)なのは頑張ればわかると思います。
「(なにかあったら)随時、知らせるよ」を英語でなんていうのか調べても、なかなか出てきません。
「随時」を和英辞典で調べると、「as needed」(アズ ニーディド)と出ています。
和英辞典を駆使して、「(なにかあったら)随時、知らせるよ」を英訳すると、「I will let you know as needed」(アイ ウィル レット ユー ノウ アズ ニーディド)となります。
これでも意味は通じますが、実際にこの英語表現を耳にすることはありません。
「(なにかあったら)随時、知らせるよ」とネイティブがいうときは、「I will keep you posted」(アイ ウィル キープ ユー ポウステッド)といいます。
「keep」(キープ)は、「~を~の状態にしておく」という意味の他動詞です。
「post」(ポウスト)は、日本人に一番なじみのある意味は、「~を(ポストに)投函する、郵送する」という意味ですが、そのほかにも、「post」には、「郵便で知らせる」という意味から派生して、「~(人)に最新情報を知らせる」という意味があります。
「I will keep you posted」は、「なにかあったら随時、知らせるよ」という意味で、日常会話だけでなく、ビジネスでもとてもよく使われています。
ただし、この英語表現はアメリカでよく使われている表現です。
イギリス、オーストラリアなどでは、「I will keep you informed」(アイ ウィル キープ ユー インフォームド)などが使われます。
「随時、知らせます」の英語表現については、文法解説を始め、こちらで詳しく解説していますので、ぜひ、あわせてお読みくださいね。
今回のおすすめ英語表現②「また連絡して」
今回学ぶ英語表現はこれ!
「stay in touch」
(ステイ イン タッチ)
「Stay in touch」は、次に会う約束を特にしないときの別れ際によく言う、「また連絡するね」「また連絡してね」という意味で、とてもよく使われる表現です。
「stay」(ステイ)は、「ある状態が継続する、~のままでいる」という意味の自動詞(※目的語を必要としない動詞)です。
「touch」(タッチ)は、有名な野球漫画のタイトルにもなっているので、「触れる」という意味の自動詞と他動詞はご存じと思いますが、「stay in touch」の「touch」は、「接触、連絡」という意味の名詞になります。
前置詞「in」は、「~の中に」という意味でよく知られていますが、「~の状態に」という意味もあります。
「in danger」(イン デインジャー)なら、「危険な状態に」という意味になります。「in touch」は、「連絡している状態に」という意味です。
「Stay in touch」は、主語がなく動詞から始まる文章なので命令文になるので、直訳すると、「連絡している状態(in touch)」「のままでいなさい(stay)」という意味になります。
「Stay in touch」は、別れ際などに、「これからも連絡を取り合おう」というときの決まり文句なので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
「stay」と同じ意味の「keep」という動詞を使って、「keep in touch」という表現も、まったく同じ意味でよく使われます。
「お互いに連絡し合おう」というときは、動詞から始める代わりに、「~しよう」という意味の「let’s」(レッツ)を使って、「Let’s stay in touch!」といいます。
英語表現を学ぶ今回のおすすめ海外ドラマ
前回に引き続き、英語表現を学ぶおすすめ海外ドラマは、「Hawaii Five-O」(ハワイファイブオー)シーズン7第17話からです。
今、テレビ東京でお昼に放送されているので、「Hawaii Five-O」からのご紹介が多くてごめんなさい!笑
Which #H50 hero would you want to be YOUR #Valentine? 😍 pic.twitter.com/Wkp0b8Zs8e
— Hawaii Five-0 (@HawaiiFive0CBS) 2018年2月14日
ファイブオーのストーリはこちらでご紹介していますので、まだお読みでなければ合わせてお読みくださいね。
今回の会話のシーン
監禁されていたシエナを無事に救出したスティーブ(↑上の写真はスティーブ役のアレックス・オローリンです)が、シエナの様子を見にシエナの家に立ち寄ったときのスティーブと、シエナの母アリシアの会話です。
あいにくシエナは寝てしまっていて、スティーブは会わずに帰途につくことになります。
今回の第17話は、同じシーズン7の第4話の続きで、第4話で登場した連続殺人犯が再びアリソンの前に現れるところから話が始まります。
第4話では、連続殺人事件の犯人が女性精神科医マディソン・グレイであることを元FBIプロファイラーのアリシアが気づいてスティーブに教えますが、マディソン・グレイを取り逃がしてしまうところで話が終わります。
第17話では、連続殺人犯のマディソン・グレイが突如、アリシアの前に現れますが、再び、彼女を取り逃がしてしまい、マディソンの行方は分からなくなってしまっていました。
アリシアの娘シエナの様子を見に来たスティーブを玄関まで見送りにきたアリシアに対し、スティーブが、マディソンのことは絶対にみつけると言って、彼女の捜索状況について、随時、連絡するよというときに、「keep you posted」が使われています。
そして、最後に、「また連絡して」というときに、「Stay in touch」が使われています。
海外ドラマで英語を勉強するときのおすすめの方法
音声ファイルを使って英語のリスニング力をアップさせたい場合は、次の順番で音声ファイルを聞いてみてください。
1.英語字幕も和訳も見ずに、音声ファイルをきく。
2.英語字幕を目で追いながら、音声ファイルをきく。
3.英語字幕と和訳をよむ。
4.英語字幕も和訳も見ずに、音声ファイルをきく。
音声ファイルは長くても2~3分です。英語字幕は、音声ファイルの画面に表示されます。和訳は音声ファイルの下に表示してあります。
英語字幕をみなくても話している内容が聞き取れるようになるまで、何回か繰り返し音声ファイルを聞いてみるのが、リスニング力アップのコツです。
英語を勉強するために、こんなのあったらいいなぁと私が思うものを作ってみましたので、ぜひ活用してみてくださいね。
いかがでしたか?
今回の会話のやり取りは、別れ際の典型的な英会話なので、繰り返し聞いてぜひマスターして使ってみてくださいね。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今後、取り上げて欲しい表現等がありましたら、お問合せフォームからぜひお送りくださいね。