英語で「貸して」の言い方は?借りるもので動詞が変わるって本当!?

日本の中学校や高校では教えてくれないせいか、意外と知られていませんが、英語で「~を貸してください」とお願いするときは、借りるものによって使う「動詞」が変わります

「~を貸してください」というときの英語表現を、カジュアルな聞き方から丁寧な表現まで丁寧さ順にご紹介します。

モノやお金を借りたいとき、英語で「貸して」とは言わない?!

日本の中学校や高校では教えてくれないので、これも意外と知られていませんが、英語では、誰かのものを使いたいときに、「貸して」とはいいません。「借りてもいいですか?」という聞き方をするのが一般的です。

これは、おそらく、日本語の場合は、相手を敬う謙譲語があるので、相手を主語にして「貸していただけますか」という丁寧な聞き方ができるからです。

一方、英語の場合は、相手を敬う謙譲語の表現がないので、相手(You)を主語にせずに、相手に「借りてもいいですか」とお伺いをたてて許可を求める聞き方が丁寧な表現になるためかと思います。

ちなみに、英語で「貸す」は、「lend」ンド)(※太字のところにアクセントがきます)といいます。

英語で「借りる」は、「borrow」ロウ)といいます。

どちらも他動詞(※目的語をとる動詞)なので、貸してもらいたいものや借りたいものを「lend」や「borrow」のすぐうしろにもってきます。

実際の使い方を例文を使って解説しますね。




「ペンを貸して」を英語で

「ペンを貸して」と英語でいうときは、相手(You)を主語にして「貸す」と言う意味の他動詞「lend」は使った聞き方はしません。

自分(I)を主語にして「借りる」と言う意味の他動詞「borrow」を使って、「~してもいいですか」という相手に許可を求める聞き方をします。

例文✖ Can you lend me your pen?

キャンド

あなたのペンを貸してくれませんか

例文 Can I borrow your pen?

キャ ナロウ

あなたのペンを借りてもいいですか

「Can you lend me your pen?」でも、もちろん通じますが、ペンを借りるときには使わない表現です。

「借りてもいい?」と聞くときに「borrow」を使わない?!

英語で「~を貸してください」とお願いするときは、借りるものによって使う「動詞」が変わります

日本の中学校や高校では教えてくれませんが、実は、「借りる」という意味の他動詞「borrow」を使うのは、借りたいものが「その場所から持ち運びできるもの」の場合だけなんです。

「その場所から持ち運びできるもの」とは、たとえば、本、ペン、ドライヤー、お金などです。

反対に、「その場所から持ち運びできないもの」の代表例は、「トイレ」です。

一昔前までは、「固定電話」も「その場所から持ち運びできないもの」の代表例でした。最近では固定電話もあまり見かけなくなりましたよね。うちにも、固定電話はもうありません笑

「その場所から持ち運びできない」トイレを借りる場合に使う動詞は、「使う」という意味でおなじみの他動詞「use」ーズ)です。





「トイレを借りてもいいですか」と聞くときには、「borrow」は使わずに、「use」を使います。

例文✖ Can I borrow the bathroom?

キャ ナロウ ザ スルーム

例文〇 Can I use the bathroom?

キャ ーズ ザ スルーム

借りるときは全部「borrow」でいいじゃん!って思うのは私だけでしょうか。。。笑

ちなみに、ホテルなどで、電話を借りたいときは「use」を使います。

例文

Could I use your phone?

ッド ーズ フォーン

お電話お借りできますか。

「使う」という意味の他動詞「use」を使って、「借りてもいいですか?」という意味で、「使ってもいいですか?」という聞き方があるというのは覚えておいてくださいね。

「借りてもいいですか」を英語で丁寧さ別に表現

「~を借りてもいいですか」と英語で聞くときのカジュアルな聞き方から、丁寧な聞き方までを丁寧さ別にご紹介します。

「~してもいいですか」の丁寧な英語表現については、こちらで詳しくご紹介していますので、まだお読みになっていない場合は、ぜひお読みくださいね。

「してもいいですか?」「してもらえますか?」の英語表現と丁寧さ




本を「借りてもいいですか」を英語で 【丁寧さ「低」】

Can I borrow~?

キャ ロウ)

「can」キャン)は、「~できる、~する能力がある」という可能性を表す意味の助動詞です。助動詞のうしろにくる動詞は、原形です。

「Can I~?」は、直訳すると、「私は(I)」「~することができますか(can~)」と言う意味になります。「してもいいですか」という意味で、相手に許可を求めるときによく使われます。

残念ながら、丁寧さはありません。ごく親しい友達や、家族の間で使う表現になります。

例文

Can I borrow your book?

キャ ロウ ック

君の本借りてもいい

【トイレの場合】

例文

Can I use the bathroom?

キャ ーズ ザ スルーム

トイレを借りてもいい? 

 




お金を「お借りできますか」を英語で 【丁寧さ「中」】

May I borrow~?

ロウ)

 Could I borrow~?

ッド ロウ)

 

 

「may」イ)は、「~してもよい、~しても差し支えない」という意味の許可を表す助動詞です。助動詞のうしろにくる動詞は、原形です。

「May I~?」は、直訳すると、「私が(I)」「~しても差し支えないですか(may~)」と言う意味になります。「してもいいですか」という意味で、相手の許可を求めるときに使われる表現になります。

「could」ッド)は、「~できる、~する能力がある」という可能性を表す意味の助動詞「can」の過去形です。過去形を使うことで、「Can I~?」よりも丁寧な表現になります。

例文

May I borrow some money?

ロウ ニー

お金をいくらかお借りできますか

Could I borrow twenty dollars?

ッド ロウ トゥウェンティ ラーズ

20ドルお借りできますか

【トイレの場合】

例文

Could I use the restroom?

ッド ーズ ザ ストルーム

トイレをお借りできますか

===★ワンポイントレッスン★==================

英語で「トイレ」というときは、「restroom」のほうが丁寧になります。「bathroom」はどちらかというと個人宅のトイレのときに使います。

====================================




「お借りできる変圧器はありますか」を英語で【ホテルでおすすめ表現】

Do you have ~ that I could borrow?

ドゥ ブ ~ ット ッド ロウ)

丁寧さ「中~高」

「Do you have~?」は、直訳すると、「あなたは(Do you)」「~を持っていますか(have ~)」という意味です。

「that」は関係代名詞です。「that」の直前の名詞を言い換えたものです。ちなみに、この関係代名詞は関係詞節の目的語になっているので、省略することもできます

関係代名詞ってなんだっけ??という方のために、簡単に関係代名詞についておさらいしておきますね。(関係代名詞は全然わかる!という方は、読み飛ばしてください笑)

例文

Do you have the power transformer that I could borrow?

ドゥ ブ ザ ワー トンスフォーマー ット ッド ーズ

お借りできる変圧器はありますか




===★関係代名詞の解説★==================

関係代名詞のはたらきは、2つの文章の中で「共通する名詞」を関係代名詞に置き換えることで、2つの別々の文章を一文にすることができるというものです。

「お借りできる変圧器はありますか」という上の例文で解説しますね。

上の例文の関係代名詞「that」は、直前の名詞「the power transformer」のことです。

「the power transformer」を関係代名詞に置き換えて一文になっている上の例文を、関係代名詞を使わない、2つの文章に分解するとこのようになります。

Do you have the power transformer?
品詞 助動詞 代名詞 動詞 名詞
構文 (動詞) 主語 動詞 目的語
直訳 あなたは 変圧器を 持っていますか。

I could borrow the power transformer.
品詞 代名詞 助動詞+動詞 名詞
構文 主語 動詞 目的語
直訳 私は 変圧器を 借りることができます。

関係代名詞「that」を使ったときに、関係代名詞「that」のうしろにきている「I could borrow the power transformer」の文章の中で、関係代名詞に置き換えられている「the power transformer」は、この文章のなかで「目的語」になります。

2つの別々の文章にしたときに、関係代名詞のうしろにくる文章において、関係代名詞に置き換えられる名詞(上の例文だと「the power transformer」)が「目的語」の場合は、関係代名詞を省略できることになっています。

例文

Do you have the power transformer I could borrow?

ドゥ ブ ザ ワー トンスフォーマー ッド ーズ

お借りできる変圧器はありますか

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☆「お借りできるトイレはありますか」を英語で☆

ちなみに、「お借りできる「トイレ」はありますか。」の場合には、「Do you have~?」ではなく、「~がある」という表現の「There is~」を使います。

例文

Is there any restroom I could use around here?

ニー ストルーム ッド ーズ アウンド

この辺にお借りできるトイレはありますか

「ライター(火)をお借りしてもかまいませんか」 【丁寧さ「高」】

Would you mind if I borrow~?

ジュインド ロウ)

「mind」インド)は、「~を嫌だと思う、~が気に障る」という意味の他動詞です。「if」のうしろには文章(「主語」+「動詞」)がきます。

本来は、動詞「mind」を使った疑問文なので、助動詞「do」を使った「Do you mind if I~?」がもとの文章になります。

疑問文のときに使う助動詞「do」を、「do」よりも丁寧な意味の助動詞「will」に変えて、さらに、「will」を過去形「would」にした表現になります。

「Would you mind if I~?」は、直訳すると、「私が~したら(if I ~)」「あなたは(you)」「嫌ですか(would mind)」と言う意味になります。

例文

Would you mind if I borrow a lighter?

ウッ ジュインド ロウ ア イター

ライターをお借りしてもかまいませんか

【トイレの場合】

例文

Would you mind if I use the restroom?

ウッ ジュインド ーズ ザ ストルーム

トイレをお借りしてもかまいませんか




「ドライヤーをお借りできますでしょうか」を英語で【ホテルでおすすめ】

I was wondering if I could borrow~?

ンダリング ッド ロウ)

丁寧さ「高」

「wonder」ンダー)は、「~かどうかと思う」という意味の他動詞です。「wonder」を使ったお願いの表現は、催促をしたり、相手を誘ったりするときに、相手にとって煩わしくならないように、なるべく婉曲的な言い方をした表現になります。

「I was wondering if I could borrow~?」は、直訳すると、「私が(I)」「~をお借りでき(could borrow~)」「ないかどうかと(if)」「私は(I)」「思っている(was wondering)」という意味になります。

ホテルなど、見ず知らずの人に何かたずねるときは、私はたいてい「I was wondering if I could~」を使います。

例文

I was wondering if I could borrow a hair dryer.

ンダリング ッド ロウ ア アー ドイヤー

ドライヤーをお借りできますでしょうか

【ホテルの電話の場合】

例文

I was wondering if I could use your phone.

ンダリング ッド ユーズ ユア フォーン

お電話をお借りできますでしょうか





いかがでしたか?

覚えるポイントとしては、

  • 英語では「貸して」ではなく、「借りてもいいか」という聞き方をする。
  • 借りるものによって「borrow」と「use」を使い分ける。
  • 日本語の「貸していただけますか」にあたる丁寧な聞き方がある。

というところかなと思います。

あなたも海外旅行にいったときには、ぜひ、使ってみてくださいね。

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

今後、取り上げて欲しい表現等がありましたら、お問合せフォームからぜひお送りくださいね。

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