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英語で「なんとかして~する」「なんとかして!」はどう言うの?

 

今回は、無理なお願いをされたときに「なんとかする」「なんとかして」「なんとかできた」の英語表現を、ビジネスでも使える表現と合わせてご紹介します。

 

ムリなお願いに「なんとかします!」というときの失礼な英語

失礼な言い方はこれ!

I will manageウィニッジ)

(※太字のところにアクセントがきます)

 






ちょっと難しいお願いをされたときに「なんとかするよ」と英語でいうとき、学校で習う英単語ですぐに思い浮かぶのが、「manage」ニッジ)という単語ではないでしょうか。

 

「manage」は、自動詞(※目的語を必要としない動詞)と他動詞(※目的語を必要とする動詞)があり、自動詞では「なんとか成し遂げる」他動詞では「なんとか~を成し遂げる」という意味があります。

 

でも、この「manage」は、「be動詞+willing to」と同じく、学校で教えられている意味と実際に使われている意味との間に大きな「差」があって、「あんまりやりたくないけど、、、」というニュアンスがあるので、お願いごとをされたときに使うのはちょっと失礼になります。

 

「be動詞+willing to」について気になる方は、こちらの記事の「I’m willing to~」は間違い?英語で「喜んでする」はどう言うの?をお読みください。

 

 

「manage」には、前向きに「なんとかする」という意味よりは、「ちょっとイヤだけど、なんとかするよ」というネガティブな意味が含まれていることは、あまり学校では教えられていませんし、英語の辞書でもそこまで説明してあるものは数多くありません。

 

英語で前向きに「なんとかする!」はどう言うの?






前向きに「なんとかする!」と英語でいうときは、

「I will do it!」ウィル ドゥ ット)

でいいんです。

 

「I will do it」は、直訳すると、「私が(I)」「その依頼を(it)」「やります(will do )」という意味になります。ちょっと難しい依頼がきたときに使うと、「なんとかします」という意味で使われます。

 

これだと「本当は無理なお願いなんだけどなんとかやってみますね」というニュアンスがいまひとつ出てないなぁと思うときは、「somehow」ムハウ)をつけて、

 

「I will do it somehow」ウィル ドゥ ット ムハウ)

 

といえば、ちょっと難しいお願いをされているニュアンスが相手にバッチリ伝わります。

 

「somehow」ムハウ)は、「どうにかして、なんとかして」という意味の副詞です。

 

「somehow」をつけるだけで、「難しいお願いだけどなんとかします!」というニュアンスが出る魔法の言葉です。ぜひ、使ってみてください。

 

あと、よくネイティブに使われている表現は、「これ、やってくれる?」と無理なお願いをされたときには、

「No problem」(ノー プブラム)

「No problem at all」(ノー プブラム ットール)

です。

 

「problem」(プブレム)は、「問題」という意味の名詞で、「No problem」は、「問題」に「No」をつけて打ち消して、「問題ない」という意味です。

 

「at all」ット オール)は、打ち消しの言葉と一緒に使うことで、「全然(~ない)」という意味になります。「No problem at all」「全然、問題ない」という意味です。

 

難しいお願いをされたときに、「No problem」「No problem at ll」と答えることで、「(難しい依頼(=問題)だと相手が思っている意図をくんで)問題ありません(at allの場合は、「全然、問題ありません」)」というニュアンスになり、「なんとかします」という意味で使われます。

 

例文:Could you please turn in this translation by tomorrow morning?
この翻訳を明日の朝までに提出してくれる?

 

✖ I will manage it somehow.
(ちょっとイヤですが)なんとかします。

 

 I will do it somehow.
(ちょっと難しいですが)なんとかやってみます。

 

 No problem.
(問題ありません)なんとかします。

 

ビジネスの場面でスマートに英語で「なんとかします!」はどういうのが正解?






取引先やクライアントに無理なお願いをされたときに、相手に失礼のないように、「なんとかします」と英語で言う場合の表現についてご紹介します。

 

We will take care of it(こちらで対処いたします)

ウィウィテイケア ット)

 

「take care of」テイケア オブ)はイディオムで、学校で一番よく習う意味は「~の世話をする」だと思いますが、実際には、「~を引き受ける、~を処理する」という意味でよく使われるとても便利な動詞句です。

 

「We will take care of it」を直訳すると、「私たちが(We)」「そのご依頼を(it)」「引き受けます(take care of)」となります。

 

例文: Could you please turn in this translation by tomorrow morning?

この翻訳を明日の朝までに提出してくれる?

 

We will take care of it.

こちらで対処いたします。

 

無理そうなお願いをした相手に「I will take care of it」といわれると、安心してその人に仕事をお任せできます。

 

逆に、ちょっと納期がタイトな依頼を受けたときに、「I will take care of it」と答えると、「お、コイツ仕事できるかも?」という印象を与えらえると思います。

 

ちなみに、見出しと例文で主語を「We」にしているのは、ビジネスメールやビジネス英会話では、個人で仕事を引き受けているフリーランスのような場合を除き、「弊社、当社」という意味で「We」を主語にするのが一般的なので、「We」を主語にしています。



It shouldn’t be a problem(問題なく取り計らいます)

ット シュドゥント ビー ア プブレム)

 

「shouldn’t」シュドゥント)は、「should not」の省略で、「はずがない」という意味の助動詞です。

 

「It shouldn’t be a problem」は、直訳すると、「ご依頼(It)は」「問題(a problem)」「になる(be」「はずがありません(shouldn’t)」という意味になります。

 

「問題にならないように取り計らいます」というニュアンスになりますので、無理なお願いをされたときにビジネスの場面で使うと、「仕事ができるやつ」だけでなく、「英語ができるやつ」だとも思ってもらえること請け合いです。

 

例文:  Could you please turn in this translation by tomorrow morning?

この翻訳を明日の朝までに提出してくれる?

 

It shouldn’t be a problem.

問題にならないよう、うまく取り計らいます。

 

これは、ビジネスの場面ではイチオシの言い方です。

 

We will work on it(取り組んでみます)

ウィウィーク ット)

 

「work on」は「取り組む」「取りかかる」という意味の動詞です。

 

「work on」という表現を使うと、「ちょっとやってみます」というニュアンスが含まれます。

 

例文:  Could you please turn in this translation by tomorrow morning?

  この翻訳を明日の朝までに提出してくれる?

 

  We will work on it.

  やってみます。

 

英語で「なんとかして!」「どうにかして!」ほしいときはどうお願いすればいい?






英語で「なんとかして」ほしい、「どうにかして」ほしいときは、「do something」を使って、

 

「Can you do something about it?」

キャン ユー ドゥ ムシング アウト ット)

といいます。

 

「Can you do something about it?」は、直訳すると、「それについて(about it)」「なにか(something)」「してもらえませんか(can you do)」という意味になります。

 

少しせっぱ詰まった感じであれば、「Please + 命令形」で、

 

「Please do something about it!」

(プーズ ドゥ ムシング アウト ット)

といいます。

 

少し丁寧な言い方であれば、助動詞「Can」を過去形に変えて「please」をつけて、

「Could you please do something about it?」

ジュー プーズ ドゥ ムシング アウト ット)

になります。

 

ビジネスでも使える無理なお願いをするときの「なんとかしてください!」の丁寧な言い方は?






取引先やクライアントに無理なお願いをするときに、相手に失礼のないように、「なんとかしてください」と英語で言う場合の表現についてご紹介します。

 

take care of~(~を対処する)

 

先ほどご紹介した「take care of」は、無理なお願いをするときにもよく使います。

 

例文:

We need to turn in the translation to our client by tomorrow morning.  Could you please take care of this?

明日の朝までに取引先に翻訳を提出する必要がありますが、あなたの方で対応いただけますか

 

ビジネスの場面でお願いをするときの丁寧な言い方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

 

 

英語で「なんとかできた」ときはどう言うの?「manage」の正しい使い方とは?

 

先にご紹介した「manage」は、うしろに不定詞(to + 動詞の原形)をもってきて、苦労しながらも「なんとかできた」ときによく使われる表現です。

 

例文:  I managed to finish the translation before this morning.

今朝までになんとか翻訳をし終えた

 

 

先にご紹介した「somehow」を文末にもってくることもよくあります。

 

例文:  I managed to turn in the translation before this morning somehow.

今朝までにどうにか翻訳を提出できた

 

 

「manage」は、「なんとかできた」ときに使うのが一般的で、「なんとかします」というときに使うと「本当はイヤなんだけど、なんとかします」というネガティブな意味になってしまいますので注意してくださいね。

 

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。