今回は、「シャワーを浴びる」や、「シャワーのお湯が出ない」といったシャワーに関する色々な英語表現についてご紹介します。
ホームステイや海外旅行では必ず使う日常会話の英語表現なので、ぜひ、この機会にマスターしてくださいね。
シャワーを浴びる「take a shower」
(テイク ア シャワー)
日本語では、シャワーを「浴びる」といいますが、英語では、「take」a shower
(テイク ア シャワー)といいます。
この「take」(テイク)(※太字のところにアクセントがきます)という動詞はかなり使える英単語です。
「take」は、「~(物)を取る」「~(物)を持っていく」「~(人)を連れていく」という意味の他動詞としておなじみですが、色々な英単語と組み合わせて、さまざまな日常生活の行為を表現できる優れものです。
まずは、シャワーを「浴びる」は、動詞「take」を使う!というのを覚えましょう。
例文
I usually take a shower after dinner.
アイ ユージュアリ テイク ア シャワー アフター ディナー
私は普段、夕食後にシャワーを浴びる。
シャワー関連でよく使う英語表現をあわせて簡単にご紹介しておきますね。
「シャワーのお湯が出ない」を英語で
「There is no hot water in the shower」
(ゼア イズ ノー ハット ウォーター イン ザ シャワー)
シャワーのお湯が出ない!なんていうことは給湯設備が整っている日本ではまずあり得ませんが、海外旅行先のホテルやホームステイ先などでは、「シャワーのお湯がでない」という場面にちょいちょい出くわします。
海外の場合、日本のように使う度にお湯をわかすのではなく、事前にわかしておいた一定量のお湯をホテル滞在者やアパートの住人みんなで使うような給湯設備しかないような場合には、夜シャワーを浴びようと思ってもタンクにお湯が残っていない場合がほとんどです。
調べたわけではありませんが、アメリカ人を始め、欧米人が夜ではなく朝シャワーを浴びる習慣があるのは、この給湯設備のせいもあるのではないかなーと個人的には思っています。
私の経験上、シャワーを浴びようと思ったら最初からお湯が出ないときはまだいいんですが、頭を洗ってこれからシャンプーを洗い流そうと思っている泡だらけのときにお湯が出ないパターン。これが本当に一番困ります。。。
まぁ、海外ではお湯の問題はつきものですね笑
ちょっと脱線しましたが笑、「There is」(ゼア イズ)の「there」は、「そこに」という意味の副詞です。うしろにbe動詞がきて「there is~」となると、「~が(そこに)ある」という意味になります。
「There is no hot water in the shower」は、直訳すると、「シャワー(the shower)」「の中には(in)」「お湯(hot water)」「がない(there is no)」という意味になります。
「There is~」と「There are~」の違い
「there is」のうしろにくる名詞が複数形の場合には、be動詞は「is」から、複数形の名詞のときに使う「are」に変わります。
例文
There is an apple on the table.
ゼア イズ アン アップル オン ザ テーブル
テーブルにりんごが1つある。
There are some apples on the table.
ゼア アー サム アップルズ オン ザ テーブル
テーブルにりんごがいくつかある。
日本の中学校や高校で習うので覚えている人も多いと思いますが、「there is~」は「~がある」というときに使える便利な表現ですが、うしろにくる名詞は基本的に「不特定の物」です。
「私のかばん」「あなたの眼鏡」といったような特定の物が「~(場所)にある」というときは、「there is~」は使いません。
例文
テーブルに私の腕時計がある。
✖ There is my watch on the table.
〇 My watch is on the table.
余談ですが、上の複数形のほうの例文「There are some apples on the table」を見て、違和感を感じましたか?
「There is an apple」を複数形にするんだから、フツーに考えれば「an apple」を複数形「apples」に変えて、「is」を「are」に変えて「There are apples」でしょ?!と思ったあなた。。。かなり日本の英語教育にどっぷり浸かられているようです笑
ネイティブが「There is an apple」を複数形に書き換える場合、ほぼ100%「There are some apples」になります。
なぜか???
ちょっと考えれば分かることですが、英語は日本語と違い、名詞に単数形と複数形があることからもお分かりのとおり、「モノ」の個数や量をとても気にする言語(日本人から考えるとかなり変な習慣ですが笑)です。
「There are apples」と言われると、ネイティブは、「applesってコイツ言ってるけど、一体どれぐらいの数なんだ???気になるーーーー!!!」となるわけです(ちょっと大げさですが。。。笑)。
このため、英語には、「a few」「some」「many」といった数量をあらわす形容詞がたくさんあるんですね。
「There is no hot water in the shower」の丁寧な表現
「There is no hot water in the shower」は、「シャワーのお湯が出ない」という表現ですが、このままではネイティブには、「シャワーのお湯が出ないよ」というニュアンスに聞こえます。
海外のホテルやホームステイ先ではもう少し丁寧な表現ができるといいので、余裕がある場合には、丁寧な表現も簡単なのであわせて覚えてみることをおすすめします。
『英語で丁寧に間違いを指摘する』という記事で解説していますが、丁寧な表現にするときには「~のようだ」という意味の自動詞「seem」(シーム)を使って表現するのが英語流の丁寧な表現になります。
例文
There seems to be no hot water in the shower.
ゼア シームズ トゥ ビー ノー ハット ウォーター イン ザ シャワー
シャワーのお湯がでないようです。
Would you mind taking a look?
ウッジュ― マインド テイキング ア ルック
お調べいただけますか。
「シャワーが故障している」を英語で
「The shower is not working」
(ザ シャワー イズ ナット ワーキング)
シャワーのお湯が出ないのも困りますが、蛇口をひねってもお湯どころか水もなにも出てこないのも困りますよね。
「シャワーが故障している」というときは、「The shower is not working」といいます。
現在進行形ではなく、単に現在形で「The shower doesn’t work」(ザ シャワー ダズント ワーク)ともいいます。
「work」(ワーク)で一番おなじみの意味といえば、「働く」という意味ですが、実は、「work」には、たくさんの意味があって、どれも比較的よく使います。
その中のひとつが、機械などが「動く」「正常に機能する」という意味になります。
「work」のほかの意味については、こちらで解説していますのでぜひあわせてお読みくださいね。
エアコン、テレビ、エレベーター、冷蔵庫などの機械やシャワーについても、「故障している」というときは、英語では「work」を使います。
覚え方としては、英語では、機械についても、「コイツ仕事しとらんやんけー!!」(なぜか関西弁。。。関西弁のほうが迫力あるからですかね?笑)と表現して「work」を使う、と覚えると覚えやすいと思います。
ちなみに、「壊れている」という英語で一番に思い出すのは、「~を壊す」という意味の他動詞「break」の過去分詞「broken」(ブロークン)を使った表現「be動詞+broken」だと思います。
「broken」を使った「The shower is broken」(ザ シャワー イズ ブロークン)という表現は、蛇口やシャワーヘッドなどの部品が取れていたり、壊れていてシャワーが使えない場合に使います。
蛇口やシャワーヘッドには見たところ何も問題がないけど、蛇口をひねっても水が出てこない場合には「be動詞+not working」を使います。
「The shower is not working」の丁寧な表現
丁寧な表現については、「There is no hot water in the shower」の丁寧な表現のところで解説したとおりです。
英語流の丁寧な表現は、「~のようだ」という意味の自動詞「seem」(シーム)を使って婉曲的な表現にします。
例文
The shower doesn’t seem to be working.
ザ シャワー ダズント シーム トゥ ビー ワーキング
シャワーが故障しているようです。
There is no water even when I turn the faucet.
ゼア イズ ノー ウォーター イーブン ホウェン アイ ターン ザ フォーシット
蛇口をひねっても水が出てきません。
「今からシャワー浴びてくる」を英語で
「I’m going to take a shower」
(アイム ゴーイング トゥ テイク ア シャワー)
「今からシャワーを浴びてくる」というときは、「be動詞+going to」を使って表現します。
「ちょっと」シャワー浴びてくるというときは、「shower」の前に「素早い」という意味の形容詞「quick」(クイック)をつけます。
例文
I’m going to take a quick shower before dinner.
アイム ゴーイング トゥ テイク ア クイック シャワー ビフォー ディナー
夕食前にちょっとシャワーを浴びてきます。
Meet me at the bar downstairs at 6pm.
ミート ミー アット ザ バー ダウンステアーズ アット シックス ピー エム
6時に下のバーで待ち合わせしましょう。
「先にシャワーを浴びたい」を英語で
「I want to take a shower first」
(アイ ウォント トゥ テイク ア シャワー ファースト)
シャワーを浴びたいというときは、「~したい」という意味の動詞「want」(ウォント)を使います。
「want」は、「~することをしたい」というときには、うしろに「不定詞」(※to+動詞の原形)を取る動詞です。
「first」(ファースト)は、「一番目の」という意味の形容詞でおなじみかと思いますが、「最初に」「まず」という意味の副詞としても、とてもよく使われます。
「want」の丁寧な表現は「would like」(ウッド ライク)なので、「I would like to take a shower first」(アイ ウッド ライク トゥ テイク ア シャワー ファースト)というと少し丁寧な表現になります。
「してもいいですか?」の英語表現と丁寧さの記事で解説しましたが、「シャワーを浴びたい」の丁寧な英語表現は、「~してもいいですか」という表現になります。
例文
Can I take a shower first?
キャナイ テイク ア シャワー ファースト
先にシャワーを浴びてもいいですか。
さらに丁寧な表現は、「~してもかまいませんか」という英語表現「Would you mind if~」(ウッ ジュ― マインド イフ)を使います。
例文
Would you mind if I take a shower first?
ウッ ジュ― マインド イフ アイ テイク ア シャワー ファースト
先にシャワーを浴びてもかまいませんか。
恋人とのベッドインの前に使ったらちょっと可愛いですね。
「今ちょうどシャワーを浴びたところ」を英語で
「I just took a shower」
(アイ ジャスト トゥク ア シャワー)
「ちょうどシャワー浴びたところだよ」というときは、「take」の過去形「took」(トゥク)と、「ちょうど」という意味の副詞「just」(ジャスト)を使って「I just took a shower」といいます。
または、「ちょうどシャワーを浴びたところ」という意味で、「ちょうどシャワーから出たところ」という表現「I just got out of the shower」(アイ ジャスト ガット アウト オブ ザ シャワー)もよく使われます。
「I just got out of a shower」は、直訳すると、「私は(I)」「ちょうど(just)」「シャワー(a shower)」「から出た(got out of)」という意味です。
例文
I just got out of the shower.
アイ ジャスト ガット アウト オブ ザ シャワー
今ちょうどシャワーから出たところです。
I will be at the bar downstairs in 10 minutes.
アイ ウィル ビー アット ザ バー ダウンステアーズ イン テン ミニッツ
あと10分で下のバーに行きます。
いかがでしたか?
今夜あたり、シャワーを浴びながら動詞「take」を使った色々なシャワーを浴びる英語表現や、シャワーが壊れているときの表現を思い出して復習してみてくださいね。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今後、取り上げて欲しい表現がありましたら、お問合せフォームからぜひお送りくださいね。